父親として、最初の仕事。
月〜水の3日間、取得できるものなら思いっきり取ってやろうと、特別休暇で会社を休んでいる。
いたって健康、でもって最高な気分で迎えた2日目。
病院に行く前、出生届けを出しに出張所へ行った。
初めて書く、自分の娘の名前。
少しの緊張と、急に芽生えてきた、責任感のようなもの。
彼女の名は、「和果」。
当たり前だけれど、これから先、生涯ずっと、彼女の名は「和果」なのだ。
一部、記念として住民票を申請した。
住民票をもらうとき、受付の方から「おめでとうございます」と言われた。
一番下の欄に、彼女の名があった。
続柄は、「子」。
何なんだろう、この、妙な嬉しさ。と、誇らしさは!
彼女は今日もスヤスヤと眠っていた。
奥さんは、着実に元気を取り戻してきている。
いろいろなことが、素晴らしい。
夕方、修理に出していた自転車を取りに、無印まで歩いて行く。
およそ30分。iPhone片手に。川沿いを歩く。
セレクトしたのは、くるり。
深い意味は、無い。
でも、こんなに気持ち良くて、清々しくて、晴れ晴れとした気分でこの土手を歩くのは、間違いなく初めて。
「輝かしい未来は 胸の中で咲く花のよう
そこで揺れたものは 魂のゆくえと呼ばないか」