雑記「ぶえんぷろべーちょ。」

~ 「音楽」「旅」「本」「映画」を中心に、お腹に優しい雑記(備忘録)を綴ります ~

… なので、雑記でも。

台風が去って、

なんとも「夏」らしい本日。

 

 

外出中の奥さんに代わって、

洗濯して、掃除して。

 

 

和果は早めの昼寝中。 

 

 

なので、

雑記でも。

 

 

前回の雑記以降は、というと。

 

 

大学時代の学科の先輩方が主催する同窓会に参加したり、

 

 

金曜日という、なんとも迷惑な平日に友人の結婚式があったり、

(よかった。ホントよかった。オメデトー!)

 

 

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 久しぶりにフリーマーケットをやったり。

 

 

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加えて、

日々の生活に余裕が出てきたからだと思う、

しばらく離れてしまっていた「文庫本を読む」というライフスタイルに戻りました。戻れました。

 

 

きっかけは、やはり垣根涼介の作品。

『月は怒らない』

 

 

病を経てからの作品ということで、氏の新しい世界観といえば、そうなのかもしれないけれど。

特筆すべき読了感は、正直なく。

いつまでも『ワイルド・ソウル』を期待してしまうのは、悪いファンなのでしょか。。

 

 

月は怒らない (集英社文庫 か 64-1)

月は怒らない (集英社文庫 か 64-1)

 

 

 

続けて、

樋口有介の『苦い雨』と、

田村優之の『青い約束』を読了。

 

 

苦い雨 (中公文庫)

苦い雨 (中公文庫)

 
青い約束 (ポプラ文庫)

青い約束 (ポプラ文庫)

 

 

 

書店で「田村優之」の名を見つけたとき、

ちょっとした高揚というか、

淡い記憶がよみがえってきた。というか。

 

 

氏との出会いは、開高健賞を受賞した『ゆらゆらと浮かんで消えていく王国に』。

予備知識もなにもない、田村優之という名前。

開高健に傾倒していたこともあり、その名をとった賞の作品ということだけで、手にした作品だった。

しかも、当然のこと、ノンフィクションの作品だと思い込んで。

 

 

たぶん、もう20年近く前のことだから。

作品の内容は、はっきりと覚えていない。

ただ、当時の自分の心境や、思い、考えることに、いろいろシンクロした作品だったことは、鮮明に覚えている。

 

 

美化した思い出になってしまっているのかもしれないけれど。

だから、あえて、もう一度この作品を読み返したいとは、思わない。

 

 

本作、『青い約束』。

いくつか、中だるみだったり、構成の粗さが感じられてしまったものの。

後半の展開と勢いには、引き込まれました。

何より、

田村優之という作家に、再び出会えたことが、収穫でした。

 

 

そして、樋口有介

氏が描く、世界観。言葉の使い方。文章。

強烈な読了感があるわけではないのだけれど。

 

 

「心地良い余韻」を与えてくれる、というのでしょうか。

あらためて、大好きな作家です。