… なので、雑記でも。
台風が去って、
なんとも「夏」らしい本日。
外出中の奥さんに代わって、
洗濯して、掃除して。
和果は早めの昼寝中。
なので、
雑記でも。
前回の雑記以降は、というと。
大学時代の学科の先輩方が主催する同窓会に参加したり、
金曜日という、なんとも迷惑な平日に友人の結婚式があったり、
(よかった。ホントよかった。オメデトー!)
久しぶりにフリーマーケットをやったり。
加えて、
日々の生活に余裕が出てきたからだと思う、
しばらく離れてしまっていた「文庫本を読む」というライフスタイルに戻りました。戻れました。
きっかけは、やはり垣根涼介の作品。
『月は怒らない』
病を経てからの作品ということで、氏の新しい世界観といえば、そうなのかもしれないけれど。
特筆すべき読了感は、正直なく。
いつまでも『ワイルド・ソウル』を期待してしまうのは、悪いファンなのでしょか。。
続けて、
樋口有介の『苦い雨』と、
田村優之の『青い約束』を読了。
書店で「田村優之」の名を見つけたとき、
ちょっとした高揚というか、
淡い記憶がよみがえってきた。というか。
氏との出会いは、開高健賞を受賞した『ゆらゆらと浮かんで消えていく王国に』。
予備知識もなにもない、田村優之という名前。
開高健に傾倒していたこともあり、その名をとった賞の作品ということだけで、手にした作品だった。
しかも、当然のこと、ノンフィクションの作品だと思い込んで。
たぶん、もう20年近く前のことだから。
作品の内容は、はっきりと覚えていない。
ただ、当時の自分の心境や、思い、考えることに、いろいろシンクロした作品だったことは、鮮明に覚えている。
美化した思い出になってしまっているのかもしれないけれど。
だから、あえて、もう一度この作品を読み返したいとは、思わない。
本作、『青い約束』。
いくつか、中だるみだったり、構成の粗さが感じられてしまったものの。
後半の展開と勢いには、引き込まれました。
何より、
田村優之という作家に、再び出会えたことが、収穫でした。
そして、樋口有介。
氏が描く、世界観。言葉の使い方。文章。
強烈な読了感があるわけではないのだけれど。
「心地良い余韻」を与えてくれる、というのでしょうか。
あらためて、大好きな作家です。