娘を持つ親として…
ここ最近ハマっている作家のひとり、貫井徳郎。
遅ればせながら氏のデビュー作『慟哭』に手をつけ、昨日読了。
ご多分に漏れず、予想外の展開とクライマックスに、とくに後半は思いっきり引き込まれてしまった。
構成の仕掛けとしてはシンプルなもので意外性に富んでいるわけではないのだろうけれど。
そんなことはどーでもいいってくらいの力量に感服。
ほんと、「デビュー作には全てが詰まっている」んだなーと、素直に思わせてくれました。
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もうひとつの感想は、といえば。
娘を持つ親として。
怖くもあり、「自分だったら?」なんてこと、やっぱり少しは考えてしまった。
この感覚、最近どこかで…?
そうだ、バリへ行く機内で観た映画『告白』だ。
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娘が居なかったら、きっとこんな感じは覚えなかったんだろうなあ…