「本厄」を理由に、流されたい。
ソウル・フラワー・ユニオンのサポートギタリストを務めていた頃のこと。
山口さんは、ソウル・フラワーが創り出す音楽を、このように例えたーー
「難しいことを人に伝えるときって、小難しく伝えることほど簡単なやり方はなくて、簡単に人に伝えることのほうがよっぽど難しい。ヤツらはそういうことを演ろうとしているんじゃないかな」
HEATWAVE "満月の夕" - YouTube
41年間の経験をもとに、正しいと思うことを、日々誠実にいくら行動を起こしたところで、他人の考えや判断に覆されることがある。
その「正しい」とは、たしかに自分にとっての基準。
でも、それでも、納得いかないことは、あるわけで。
「社会に生きる」ということは、「人と人との繋がり」に左右される。
それが「会社」という組織であれば、なおさら。
2005年ーー
実際にこのライヴ会場に居て、
この曲を歌う山口さんの姿を初めて観て。
以来、
行き(生き)詰まることがあると、
この映像を片手に、
山口さんの言葉を思い出しながら、
駅からの帰り道、いつもより、ゆっくりと、歩きます。