ストーン・ローゼズ、最っっ高っっ!
2009年以来3年ぶり11回目のフジロックへ。
仕事の状況が間際まで読めず、「よし休める。行こう!」と決めたのは3日ほど前。
決めたその日の会社帰りにGAN-BANでチケット購入。
11回目にして初の金曜1日だけ、しかも日帰りの強行スケジュール。
加えて、ひとりクルマを運転しての単独参加。
だって、ストーン・ローゼズがどーしても観たかったから!
ぼくにとって、アイドル的ドラマーのひとり=レニのドラミングを、生で、フジの、あの空気感の中で観たかったから!!
ストーン・ローゼズ、結論から言うと、文句ナシに最っっ高だった。
イアンの、あの微妙な歌声も無くてはならないひとつの楽器として、4人が創り出す音のアンサンブルは、まさに唯一無二。
たとえばビートルズやオアシスみたいに皆で合唱できる抜群のメロディーと、引き合いに出されるレッド・ツェッペリン的なジョン/レニ/マニの3人による超絶の楽器テクニック、そこにアメリカの大陸的なハネるファンクの要素とが、すべてミックスされた「音楽」。
そんな“ライヴ”でしか体感できない演奏を、子供のように仲良く無邪気に楽しむメンバー4人。
そんなバンド、ほかに存在するか?!
にしても、ジョン・スクワイアのギターが素晴らしかった。
出す音、出すフレーズ、プレイスタイル、すべてが異様にカッコ良かった。
そして、レニ。
もっとテクニックのあるドラマーは他にいくらでもいるけど、あんなに「歌うドラム」を観たのは初めての経験だった。
うまく活字化できないけれど、ホントにドラムが歌ってるんだよ、レニのドラミングは!
実際にコーラスで歌いまくっているからあのドラムサウンドが創り出せるのか??
ともかく、
イアンの歌声に沿うようにメロディーが奏でられるドラム、マニとの鉄壁のグルーヴ。
もう、最高っっ!
ローゼズのライヴ中に不思議と思い出したのは、6年前に同じくグリーンステージで見たレッド・ホット・チリ・ペッパーズのこと。
ジョン・フルシアンテ=ギター(その後脱退)とチャド・スミス=ドラムの驚愕&世界最高峰のプレイに終始圧倒されっぱなしだったレッチリのステージ。
ギター、ドラム、ベース、ボーカルという4人編成に共通点はあるものの、音楽的にもスタイルも、まったく異なる2つのバンド。
なんだけど、圧巻のローゼズを観ながら、レッチリ同様、ローゼズも「世界最強のロックバンド」なんじゃないの? と共通点を勝手に感じ、超個人的には「この2バンドが一緒にツアーをまわったら、なんだかモノ凄いことになるんじゃないの!?」なんてことまで妄想してしまった。
何はともあれ、
「ストーン・ローゼズ、最っっ高っっ!」ってことで。
ローゼズの前にビーディ・アイを観たんだけど、もうねえ、同じマンチェとはいえ、ローゼズと比べたら雲泥の差。
残念ながらビーディ・アイの音楽も含めて、小学生と大学生くらいの、いろんな意味で圧倒的な差を感じちゃいました。
ローゼズ以外の思い出として、
つまみ食い的に観たものを挙げると…
・The Back Horn
・COBRA
・フラワーカンパニーズ
・THIRD COAST KINGS
・The Birthday
・BOOM BOOM SATELLITES
・BEADY EYE
フラカンの「東京タワー」で涙が出そうになってしまったり、
まーったく予備知識もないままに観たサード・コースト・キングスのディープファンクっぷりに見事ヤラれた…等々のハイライトも随所に。
あと、
ひとりクルマで行くつもりが、なんと行きは同乗者が2人。
出発前夜の木曜夜、ぼくのあまりにも寂しそうな姿を見かねたのか(?)、奥さんがツイッターで同乗者を探し、見事交渉成立。
家も比較的近かったのでピックアップする待ち合わせ場所もすんなり決定。
ぼくは高速代とガソリン代を折半にできて、彼ら2人は電車よりだいぶ安く行きの交通費を抑えられて、みんなハッピー。
何より、オトナな2人だったので、車中は楽しい時間を過ごすことができました、と。
(3日間、楽しんで!)
▲ レッドマーキーでフラカン。フラカン観るの何年ぶりだ?
いいね〜現状維持。立派です!
▲ ビーディ・アイ。ようやく太陽が隠れて過ごしやすく。
オアシスの曲やっちゃうって…嬉しいけどアリなの?新バンドとしてどうなの?
▲ 現地を0:30に出て休み休み運転しながら土曜5:30帰宅。
金曜5:30に出たからちょうど出発して24時間後。
帰宅後タイムテーブルを見ながらしばし余韻に…
3年前も書いた記憶があるけど、
フジロック、来年こそ和果を連れて家族で行きたいものです!!