雑記「ぶえんぷろべーちょ。」

~ 「音楽」「旅」「本」「映画」を中心に、お腹に優しい雑記(備忘録)を綴ります ~

旅先の「ぼく」を知っている唯一の友人。

毎日がどんどん過ぎていく。
雑記もご無沙汰。
ってことは生活的にうまくいっている表れ。
なんだと思います。きっと。


頭の大部分が「仕事」で占められてしまっている最近。
だから先週あった友人の結婚パーティーは、なんだかホッとひと息つけた大事な時間だった。
「友人」といっても、帰国してから会ったのは、たぶん数回。
それでもこうして付き合いが続いているのは、唯一無二の関係で、妙な嬉しさがある。



かれこれ20年近く前のこと。
その友人とは南米で出会った。
向かう先が一緒だったからーーそんなシンプルな理由で1ヶ月近く一緒に行動を共にした仲。


たとえばバカ話をするような関係性ではなく。
心地良い一定の距離を自然と常に保ちながら。
同い年という理由以外に、お互い自分にはない「何か」を持っていて、その部分に惹かれたーーそう思う。


旅先で出会った人たちは沢山いる。
連絡先を交換しあい、帰国してから1度くらいは会うことがあっても。
結局それ以後は連絡を取り合わず、関係が続かなくなる。
それは至極当たり前のこと。それが普通なんだと思う。
そういう中で唯一その友人とはこうして付き合いが続いている。
見方を変えれば、自分以外に、旅先での「ぼく」を知っている、たったひとりの友人。
不思議な関係。だからこそ本当に貴重な存在。


少しでも「お祝い」を表せれば、と思い。
1曲ドラムを叩くことに。
急遽パーティーの前日に決まってリハも何もない状態だったので「合わせただけ」でしたが。
喜んでもらえたようで。良かった。何よりです。


あらためて、
おめでとう。