The ピーズを考えてみる。其の三。
渋谷O-EASTでピロウズ主催 "Born in The '60s Tour" を観た。
対バンはThe ピーズと怒髪天。
ぼくの2010年初ピーズ
気心知れた仲間=オッサンたちとのライヴ。
ってことでハルさん終始ゴキゲン。
肝心の演奏は相当に荒かったけど。
アビさんのギターは音量デカ過ぎだし(笑)。
ピーズの前に出た怒髪天。
初めてちゃんと観たけれど、さすが長年やっているだけあって。
演奏は鉄壁、増子さんの歌唱力とパフォーマンスも完璧。
ライヴとして良いモノ観たなーって感じ。
そんな怒髪天にヤラれ、その余韻を引きずったままピーズに突入。
なわけで、こんなタイトル付けたものの、何も考えられなかったのが正直なところ。
唯一、久しぶりに聴いた“底なし”。
ハルさんの書く素晴らし過ぎる歌詞を聞きながら、何十度目(何百度目?)かの感動を覚えました。
「鳥になって泳ごうか 魚になって飛ぼうか
足元底なし 深い空」
「果てしねーぞ キリがねーぞ いずれジジイだぜ
飛んだ堕ちた潜った カラッポだ 何が自由だ いい眺めだぜ」
「受け入れるしかねーだ 思い知ればいーだ」
ドン底の世界。
その先にあるのは、もっと深い底の世界。
そんなどーしようもない世界に生きること。生きるしかないこと。
受け入れて。思い知って。
もがきながら、ヤケクソになってでも、その先の先に果てしなく続く“底なし”を見に行こうとする、極限の「前向きさ」。
ぼくにとって、名曲です。
最後にピロウズ登場。
『PENALTY LIFE』まではずっと買っていて、レコ発ツアーには必ず行くってくらいハマってた時期があったものの。。
それ以降、急激に冷めてしまったのは何故なのでしょう…
良いバンドだし、変わらず良い曲書くし、以降もイベントとかでライヴを観ると気分は盛り上がるんだけど。
まっ、こうしたオッサンたちのツアーを組んでくれただけでも、ピロウズには感謝! しなくては。