「音楽」は辞めるものじゃない。
10年ほど前までバンドを組んでいたギタリストと久しぶりに会った。
最後に会ったのは、ニール・ヤングかチャック・プロフェットだったか、そのライヴ会場で偶然に。
それ以来だから、およそ8年ぶり。
数週間前、
「今度会わない?」
そんな連絡をもらった。
そして、今日。
「ドラム、叩いてくれない?」
そんな誘いを受けた。
ギタリストとして大好きな人からの誘い。
ぼくの中で、ルー・リードやジミ・ヘンドリックスを含めた世界中のギタリストの中でも、20番目くらいに好きなギタリスト。
別に音楽で食べているわけでも何でもない普通の人だけれど、彼のプレイ、作り出す音やフレーズは、本当に20番目くらいにランクインしている。
それって、すごくない?
嬉しかった。
もちろん、即答で承諾。
彼もぼくも、すでに「いい大人」で、仕事があって、家族もあって。
そんな中で「音楽を再開する」という意味は、別段大したことではないけれど、でも、どこか、なんだか、気持ちの中で大きかったりもする。
焦ることもないし、やりたいときにやればいい。
そんな緩やか感じで音楽をまた始められることーー
すごく、楽しみだ。