雑記「ぶえんぷろべーちょ。」

~ 「音楽」「旅」「本」「映画」を中心に、お腹に優しい雑記(備忘録)を綴ります ~

これはスゴイことだ。

ポータークラシックがクリスマスの25日にオープン一周年を迎えた。
記念すべき日ということで、お店には、克幸さん、玲雄さん、…あれ、なんで晃務さんの姿が、ここに?


吉田晃務さん。
克幸さんとともに現在の吉田カバンを作り上げた(株)吉田のトップデザイナー。
正真正銘、現役バリバリ、吉田の血を受け継ぐ、日本随一のカバンデザイナーのひとり。


そこで、驚きのニュースを聞いた。
晃務さんが吉田カバンを辞め、ポータークラシックに移った、と。


克幸さんや玲雄さんから、ここ数年の吉田カバンの変化を聞いていた。
時代や流行の変動とともに、会社として当然変わっていかなくてはいけない部分がある。
それでも、老舗のカバン屋。メイド・イン・ジャパンを重んじるカバン屋、である。
初代の教え、志だけは、ブレがあってはいけないーー
そのはずなのに、吉田克幸という存在が吉田カバンを離れて以降、根底の部分に揺らぎ、変化が生じてきてしまったーーふたりから、そう聞いていた。
ただ、克幸さんと玲雄さんからの、それは一方からの話であって、吉田カバン側からすると、そうではないのかもしれないーーとも思っていた。いっとき、とことんまで深く吉田カバンに入り込んだ身としては、そう思いたかった。


しかし、晃務さんの行動で、はっきりした。
さらに、吉田カバンの営業を牽引していた晃務さんの弟もまた、ポータークラシックに移って来るという。


ポータークラシックに、まさに吉田の血が終結する。
これはスゴイことだ。
いちファンとして、ワクワクする。
これから、このブランドの向かう先が、本当に楽しみだ。


なにやら来年、あるコトを画策しているという。
「お金にはならないんだけどさー」
と克幸さんは前置きしながら、ヒゲをイジリながら、相談と協力を持ちかけてきた。
いつものこと。いつもの雰囲気。いつもの流れ。
でも、今回は、本当にカタチになりそうだ。


きっとオモシロくなる。そんな予感。
喜んで、お手伝いしますとも!