2009-02-04 帰りの電車の中で。 伊坂幸太郎の本を読んでいて、グッときた言葉があった。「そんなに気落ちするなよ。勘が外れることだってある」 「でもさ」と僕は顔をしかめた。「自分の投げた矢が絶対、的に当たっているものだと思っていてさ、それがてんで外れた地面に突き刺さっていたら、寂しいじゃないか」 「そういう時はだ」彼は足取りが軽い。「落ちた場所に、自分で的を書けばいいんだよ」