嬉しかったこと。
日常的に活字を書くことからしばらく離れていたので始めてみることにしました。ブログというのでしょうか。雑記ですね、日々の。
働き始めて十数年。以前は紙媒体の編集を生業としていたぼくにとって、「休暇を取って海外へ」なんて、あり得ない話だったわけだけど。
先日パリに行ってきました。目的はロンシャン競馬場と凱旋門賞。義父が大の競馬好きでーーと書くと大半の人に「ただのギャンブル好きなのね」と思われてしまいそうで、それだと義父のイメージとあまりにもかけ離れてしまうので、あくまで「大の馬好き」として理解してほしいのですが。
凱旋門賞を見るのは義父の何十年来の夢。その夢を叶えさせてあげる、そんな旅行でした。
旅行は無事に終わり、大満足で帰国した義父。これまで競馬とはまったく縁のない人生だったぼく自身も「いいもんだね、こういう旅も」と思ったわけで。
個人的にはジム・モリソンのお墓に行けたことが良かったな、と。緑豊かな広大な墓地で、そんな人を知る由もない義父も散歩がてら同行したんだけど。帰国して義父に言われたひと言が嬉しかった。
「凱旋門賞の次に良かったのは、モリソンさんのお墓だった」